②何らかの一番列車に乗る
死ぬまでにしたい100のこと。
道路、鉄道、施設、その開通やオープンの瞬間というのは、たびたびニュースで目にしてきた。
私が小学生だったころ、近所の神社で1番に初詣するため、大みそか夜9時くらいから並んで、12時きっかりに、賽銭箱に小銭を入れるということをしていた。12時頃には後ろに長蛇の列が並んでいた。1番、ということにそんなに客観的な意味はなく、自己満足なのだが、自分の中で何か意味を感じていた。
その後、思春期を経て、大人になっていく中で、特に何か記念の日に行くとか、オープンの日に行ってみるといった拘りは無くなっていた。
しかし、今回、ふと、そう言えば、1番モノに人生で接していなかったことに気づいて、実行しようと決めた。
狙いは、東急新横浜線の1番列車。新線開通且つ近郊で、というのは生きている中で、もうそうそうないだろうと思った。
2023年3月18日、日吉~新横浜間(および新横浜~羽沢横浜国大)が開通する。そして、東急・相鉄の新横浜駅、新綱島駅が開業する。
ただ、1番列車というのは、1番列車なので、当日の始発に乗るための足が無い。私は、新横浜プリンスホテルに泊まることにした。関東にいて、新横浜に泊まるというのは、そうそう無く、今回が最初で最後かもしれない。オープン時に沢口靖子がCMしてたな、ということを思い出しつつ、予約は完了した。
3月17日夜、新横浜駅開業の垂れ幕が飾られている新横浜駅に降り、新横浜プリンスホテルにチェックインした。その後、明日の動線を確かめるため、駅入口を偵察した。東急・相鉄の新横浜駅は地下なのであらゆる入口があり、明日どこから入ろうか予め見定めておく必要があったのだ。
3月18日午前3:30、新横浜プリンスホテルを出る。1番列車・新駅開業というのが、どれくらいの盛り上がりなのかわからなかったので、とりあえず、午前5:09始発の約90分前に出た。小雨の降る、暗い早朝、新横浜駅ロータリーに差し掛かると大行列が見えた。
久々に鉄道オタクの熱量に接した。
しかし、その大行列はグッズの列らしく、私は30人程度並んでいる券売機購入列に並んだ。開業日が印字された切符を購入するための列だ。別に、それも要らない人は、普通に並ばずに待っていればよかったようだが、始発まで時間もあるので並ぶことにした。
4時頃になると、地下に入ることが許され、駅係員に案内され、券売機の前に立った。
そこで、また30分程度待ち、開業日が印字された入場券を購入した。
その後、清々しく、新しい、新横浜駅に入場し、目的の1番列車を目にする。
先頭車両の方では、式典が行われ、その付近の車両・ホームは、マニアと関係者で混雑していた。私は、後ろの車両の方で、ひとしきり、車両の内外で写真を撮った。
そして、5:09一番列車、発車。
私の目的は達成された。
私は日吉まで行き、折り返して、新横浜駅に戻り、午前6時頃に再び新横浜駅プリンスホテルの寝床に着いた。
午前9時ころ、再び起きた、あれ、あの1番列車は夢だったのか、、と一瞬わからなくなったが、机に置いてあった入場券が現実と気づかせた。
①昆虫食をたべる
死ぬまでにしたい100のこと。
実際に挙げてみると、実行までには、
調べる時間だったり、準備だったり、予約したりと、
以外に時間がかかるし、
色々なことを同時並行しなければならないことがわかる。
まず、手っ取り早いところから。
昆虫食。
更に手っ取り早いところから。
コオロギせんべい、をまず食べてみた。
スーパーでも手に入るし、無印良品などでも売っている。
学校でコオロギパウダーを生徒に食わせて炎上もしてたな。
ではでは、一枚、パク、サクッ、バリバリ。
うん、エビ。
よく昆虫の味をエビに例えることは、あるけどこれはエビ。
さて、昆虫食は食ったと。
んー、果たしてこれで昆虫食を食べたといってよいものかと思ってきてしまう。
日頃から昆虫食を気にし出してしまった。
そんなとき、ドンキホーテでタランチュラやタガメがスナック菓子風に売っているのを見かけた。いや、コレは無理。
で、浦和に出張に行った際、有名な奈良漬け屋さんで、
例のものを見かけてしまった。
・・・イナゴの佃煮。
まあ、存在は知っていたし、見かけたことが無いわけではない。ま、この際、死ぬ前に一回くらいと思って買った。
50グラム買った。
ふぁっさ・・・。結構量がある。イナゴ自体に重みがないので、ふぁっさとしている。
まあ、エビだろう。
パク、バリバリ。うーん、エビではない。何でもエビに例えられない。
砂糖と醤油が染み込んでいて、イナゴ本来の味はしない。
しいて言えば、サクラエビだろうか。エビじゃねぇか。